2009年8月 9日 (日)

巻き込まれないようにすること

 
 今日 「BPD家族の会」 に 参加してきました。

 BPDである子の言動に どうしたらいいか困っているという人に、

 僕は 次のようなことを話しました。

 僕が彼女 (心子) と付き合っていたとき 一番心がけていたのは、

 自分を保つということでした。

 巻き込まれないようにすること, 動じないようにすることです。

 彼女に何か言われても、 それは BPDがさせていることであって、

 彼女の本心でもないし、 彼女の僕に対する批判は 客観的事実でもありません。

 彼女の言うことを 真に受けて、

 怒ったり落ち込んだりして 共倒れになっては、 彼女のためにもなりません。

 こちらが安定していなければ、 彼女を支えることも できないのだから。

 むしろ、 こちらを攻撃しなければ 立っていられない, 存在していられない、

 彼女の心の苦しさを 理解することが、 自分を保つ助けになります。

 怒りは 二次的な感情であって、 その背後にあるのは 悲しさだったり、

 愛情への飢えだったりし、 一番苦しいのは 彼女自身です。

(ここで、 先日の記事に書いた、

 ランディ・クリーガーさんの 救急医の例えを話しました。

http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/59487142.html  の後段。)

 勿論 そう簡単なことではなく、 疲れるし 愉快なことではありません。

 さんざん 非難され続けると、 本当に自分が 間違っているのではないかと

 思ってしまうことも、 当時ありました。

 でも 自分の常識的な感覚を 信じて、 彼女の言動に 巻き込まれないよう、

 バランスを保つことが 大切だと思います。

 そのように 一貫した姿勢を 示すことは、

 常に変化する ボーダーの人に対して、

 この世には 何かあっても 動じないものがあるのだと、

 教えることになると言います。
 

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2009年7月12日 (日)

信田さよ子さんの DVD

 
 先日の 「BPD家族の会」 で、 30分ほどのDVDを見ました。

 原宿カウンセリングセンターの 信田さよ子の講義を 収めたものです。

 BPDの子供と 共依存になっている親 (特に母親) に対する

 アドバイスでした。

 以下に その内容を書いてみます。

① 起こっているトラブルが、 誰の問題であるかを分ける。

 夫の問題か 妻の問題かは 分かりやすいが、 親子の問題は分かりにくい。

 子の問題と 親の問題は分けにくい。

 (カウンセリングの際) 母親は 話をするときに主語がない。

 子供のことを 自分のことのように 話してしまう。)

 IQとは関係がない。

 分けられないから 辛くてカウンセリングに来る。

 努力しないと分けられない。

 分けられると あとは簡単。

② 子供を コントロール (支配) することをやめる。

 親のコントロールは無意識で、 “あの子のために” やっている。

 親は正しいと思っている。 自分による理解。

 親の 子供に対する理解ほど ズレているものはない。

 子供は 親の理解通りではない という自己反省が必要。

 子供に向かって 「~すれば?」 「~したら?」

 というアドバイスは コントロールになる。

③ 「 I メッセージ」 〔*注〕 の恐さ。

〔 *注: 問題について話し合うとき、

 「私は悲しい」 「私は辛かった」 など  「私」 を主語にして伝える。

 「あなたは勝手だ」 「あなたのせいで」 など 

 「あなた」 を主語にしない。

 相手を非難する 形で話さない。 〕

 I メッセージは 他者を責めないので、 関係はちょっと良くなるが、

 相手の反応を気にしていると、 I メッセージはできない。

 波風を立てないようにしようと思えば、 そうできる。

 そして 何も解決しないまま、 年月は過ぎていく。

 向き合うには 勇気が要るが、 母親より父親の方が 勇気がない。

 夫婦の問題が 再構築できていないと、 子供の問題には 立ち向かえない。

 2対1 (夫婦対子供) で 立ち向かうべきだが、

 普通 夫婦は半分も協力できない。 (せいぜい42%)

 妻は カウンセリングや色々な会などに 出席していて、 情報量が多い。

 夫はそれが我慢できず、 妻のすることを つぶす場合もある。

(実際、「BPD家族の会」 に参加されているのも、 大半が母親です。
〈稲本〉) 
 

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2009年5月21日 (木)

豊かな心を取り戻す コミュニケーション -- エゴグラム (4)

 
(前の記事からの続き)

 きのうの心理テストで、 自分の心の傾向が 分かったでしょうか? 

 各項目が 8~12点だと ニュートラルだということです。

 僕は、 CPとAが高くて、 ACは大分低かったですね。

 人は 場面や相手によって、 心の状態が変わります。

 例えば、 仕事では部下に厳しい …… CP

 でも 仕事が終わると優しい …… NP

 仕事には冷静である …… A

 プライベートでは自由だ …… FC

 でも奥さんには弱い …… AC

 5つのパターンの バランスが取れているのが 望ましいとされますが、

 各項目が高すぎたり 低すぎたりする場合の、 マイナス面を書いてみます。

 CPが高すぎる …… 批判的, 権威的, 人に優しくできない

    低すぎる …… 無責任, ルーズ, ノーと言えないためストレス

 NPが高すぎる …… 過保護, 過干渉, 依頼心を助長する

    低すぎる …… 冷淡, 人に関心が持てない, 人とうまくやれない

 Aが 高すぎる …… 計算高い, 損得で考える, コンピューター的

    低すぎる …… 杜撰,流されやすい

 FCが高すぎる …… 無責任, わがまま, 子供っぽい, 未熟,
            誤解されやすい

    低すぎる …… 楽しみがない, 表情がない, 物事に興味が持てない,
            無気力

 ACが高すぎる …… 依頼心が強い, 自分を責める, 人の目を気にする,
            心身症

    低すぎる …… 反抗的, 気配りができない, 人に譲れない

 NPとFCが高いと、 人とうまくやっていけるそうです。

 CPとACが高いと うつ状態になり、

 FCだけだと 自己愛的になるようです。

 低い部分を上げていくと、 高すぎるところが降りてきて、

 バランスが取れていくといいます。

 自分の 心のパターンに気付き、 足りない部分の 言動を変えてみると、

 豊かな心を取り戻す コミュニケーションができていくでしょう。

 ボーダーの人と関わるときにも 活かすことができます。
 

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2009年5月20日 (水)

心理テストで 5つの自分発見 -- エゴグラム (3)

 
(前の記事からの続き)

 以下の質問に、 「 はい (○) 」, 「 どちらともつかない (△) 」,

 「 いいえ (×) 」 で答えてください。

 ただし、 できるだけ○か×で 答えるようにしましょう。

 そして ○は2点, △は1点, ×は0点として、

 各項の合計点を 出してください。

1.部下や後輩が 間違ったことをしたとき、 すぐにとがめますか。

  (部下などがいない人は、 いると想定します。)

2.あなたは 規則を守ることに 厳しいほうですか。

3.最近の世の中は、 子供を甘やかしすぎていると 思いますか。

4.あなたは礼儀, 作法に うるさいほうですか。

5.何事もやり出したら 最後までやらないと 気がすみませんか。

6.自分は 責任感の強い人間だと 思いますか。

7.小さな不正でも、 うやむやにするのが嫌いですか。

8. 「ダメじゃないか」 「……しなくてはいけない」 という言い方を

  よくするほうですか。

9.時間やお金に ルーズなことが嫌いですか。

10.よい, 悪いをはっきりさせないと 気がすまないほうですか。

  CP/ 合計 (  )点

1.人から道を聞かれたとき、 親切に教えてあげますか。

2.頼まれたら 私に任せなさいと 引き受けるほうですか。

3.友人や家族に 何か買ってあげるのが 好きですか。

4.子供をよくほめたり、 頭をなでたりするほうですか。

5.他人の世話をするのが 好きなほうですか。

6.他人の欠点よりも、 長所を見るほうですか。

7.人が元気をなくしていると、 慰めたくなるほうですか。

8.部下や後輩が失敗したとき、 責めないで 許してあげるほうですか。

9.あなたは 思いやりがあるほうだと 思いますか。

10.経済的に余裕があれば、 交通遺児を引き取って 育てたいと思いますか。

  NP/ 合計 (  )点

1.あなたは 感情的というよりは 理性的ですか。

2.子供や後輩を 叱る前に、 よく事情を調べますか。

3.何か分からないことがあると、

  人に聞いたり 相談したりして、 うまく処理しますか。

4.仕事は能率的に テキパキと片づけていくほうですか。

5.あなたは 本をよく読むほうですか。

6.部下や後輩の 扱いにあたって、 感情的になることは少ないですか。

7.物事は その結果まで予測して、 行動に移しますか。

8.何かする前に、 それが自分にとって 損か得かをよく考えますか。

9.体の調子のよくないときは、 自重して無理を避けますか。

10.行き詰まったとき、 上の人や先輩と 冷静に話し合おうとしますか。

  A/ 合計 (  )点

1.嬉しいときや悲しいときに、 すぐ顔や動作に 現しますか。

2.あなたは 人の前で 歌を歌うのが好きですか。

3.言いたいことを 遠慮なく言うことができますか。

4.子供が泣いたり、 はしゃいだりするのを 放っておけますか。

5.欲しいものは手に入れないと 気がすまないほうですか。

6.映画や演劇など 娯楽に多くの時間をさきますか。

7.我を忘れて 子供と一緒に 遊ぶことができますか。

8.マンガの本や週刊誌を 読んで楽しめますか。

9. 「わあ」 「すごい」 「かっこいい!」 などの

  感嘆詞をよく使いますか。

10.遊びの雰囲気に 抵抗なく溶け込めますか。

  FC/ 合計 (  )点

1.あなたは遠慮がちで、 消極的なほうですか。

2.思ったことを言えずに、 あとから 後悔することがありますか。

3.無理をして、 他人からよく思われるように 行動するほうですか。

4.あなたは 劣等感が強いほうですか。

5.子供のために、 どんな嫌なことも 我慢しようと思っていますか。

6.他人の顔色を見て、 行動するようなところがありますか。

7.本当の自分の 考えよりも、 人の言うことに 影響されやすいほうですか。

8.上の人や先輩の ご機嫌を取るようなところがありますか。

9.嫌なことを 嫌と言わずに、 抑えてしまうことが多いほうですか。

10.ゆううつな気分や 悲しい気持ちになることが よくありますか。

  AC/合計(  )点

(次の記事に続く)
 

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2009年5月19日 (火)

自我状態とは -- エゴグラム (2)

 
(前の記事からの続き)

 交流分析では、 自我状態を 次の3つの 心の構造に分けます。

 「 親の自我状態 (Parent) 」

 「 大人の自我状態 (Adult) 」

 「 子供の自我状態 (Child) 」

 更に 「 親の自我状態 (P) 」 と 「 子供の自我状態 (C) 」には、

 それぞれ2つの 心の働きがあります。

 「 厳しい父親 (Critical Parent) 」 (CP)

  批判的, 強制的, 支配的。

 「 優しい母親 (Nurturing Parent) 」 (NP)

  保護的, 支持的, 受容的態度。

 「 自由な子供 (Free Child) 」 (FC)

  自由, 自発的, 直感的, 創造的。

 「 従順な子供 (Adapted Child) 」 (AC)

  順応性, 従順, 協調性。

 そして 「 大人の自我状態 (A) 」は、

 理性的, 倫理的, 冷静, 客観的, 分析的な働きです。

 こうして、 5つの心の働きを 設定することができます。

 「CP」 「NP」 「A」 「FC」 「AC」。

 心理テストの質問表に 答えていくことで、

 自分はどの働きが 高いか低いかが分かってきます。

 但し、 時と場合によって 心のエネルギーの 出方や量に 差が生じるため、

 その時々で 結果は変わってきます。

 エゴグラムは 現在の心の状態を 示すものです。

(次の記事に続く)
 

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2009年5月18日 (月)

エゴグラム (1)

 
 きのうは 心子の月命日でした。

 恒例のお墓参りに行ったあと、 「BPD家族の会」 に出席してきました。

 当会の参加者はいつも、 大半が BPDの娘さんの お母さんなのですが、

 この日は ボーダーの女性の パートナーである男性が

 二人も来られていました。

 「境界に生きた心子」 を読んで この会のことを知って 来たという人も。

( 拙著に 「BPD家族の会」 のチラシが 入っているんです。 (^^;))

 昨日は最初の1時間、 副代表のカウンセラーの人による、

 エゴグラムの話がありました。

 交流分析のひとつで、 知っている人も、

 すでにやったことがある人も 多いでしょうが、

 簡単に説明を記し、 そのあとで 質問表を掲載しようと思います。

 エゴグラムは 人間の言動を 5つのパターンに分類し、

 人との関わり方の 特徴をつかむことができます。

 心や行動のエネルギーが どのように出ていて、

 人と交流する時 どのような影響を与えているか、

 また相手から どのような影響を受けているかを 知る手がかりとなります。

 BPDの人と 接するときにも有効です。

 フロイトは、 「気付き」 は 無意識の洞察だと言っているそうです。

 例えば 不安や寂しさなどの 感情を自覚せず、

 無意識に抑制すると 不適切な行動になって 現れてしまいます。

 自分の感情に 気付くことで、 適正な行動に 移すことができます。

 人間は ネガティブな感情を 見ないようにしがちですが、

 エゴグラムによって 今の自分の 状態に気付き、

 ありのままに受け止めて、 向き合うようにするものです。

 人と過去を 変えることはできないが、

 自分と未来は 切り開くことができるわけです。

 心の成長は 死ぬまで続きます。

(次の記事に続く)
 

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2009年4月17日 (金)

「DESC法」 (3) 訂正

 
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/58464155.html からの続き)

 「DESC法」 の説明に対して ミクシィでコメントをいただき、

 間違いがあったことが分かったので、 訂正します。

 「C: 結果の示唆」 ですが、

 ちょっと僕が 資料を読み落としていました。

 正しくは、 「提案 (要望) を 受け入れてもらえた場合、

 受け入れてもらえなかった場合、 それぞれに対する、

 自分が次に取る行動を 予め考えておき、 結果を示唆する」 ということです。

 「 『次に』 取る行動」 であって、

 「提案を受け入れられないことが続くと、 いつかそうなるかもしれない」

 ということではありませんでした。

 僕はエクササイズで、

 心子から電話で 長時間責められる 「事実の描写」 について、

 「電話の時間を 30分までにしてもらえないか。」 という 「提案」 をし、

 「結果の示唆」 として、

 「ダメだとしたら、 そのうち 僕も限界を超えて、

 付き合えなくなってしまう。」 と書きました。

 実は僕自身 これは気になっていました。

 自分としては正直な 結果の予想でも、

 相手にとっては 脅しのようになってしまう。

 特にボーダーの人は それに敏感だから、

 こういう言い方は 適切なのかどうかと。

 「BPD家族の会」 の主催者の人に 聞いてみたところ、

 上記のように 「結果の示唆」 は、

 「 『次に』 取る行動」 であることが 分かった次第です。

 提案を一度拒否されただけで 付き合えなくなるということは ありませんから、

 このような言い方は する必要はないわけですね。

 そして、 「受け入れられなかった場合の 結果の示唆」 をして、

 それでダメだったときは、 「S」 の 「提案する」 に戻り、

 また別の 提案をしてみるということです。

 それで解決策 ,妥協策を 求めていきます。

 心子の電話に対する  「結果の示唆」 としては、

 「僕は とても苦痛に感じながら 電話の相手を しなければならない」

 というようなことでしょうか。

 そして 新たな提案として、

 電話の時間や頻度の 落とし処を探していく ということになるのでしょうか。

 コミュニケーションが疎遠になると 両者が疑心暗鬼になっていくので、

 それを打破するのに DESCは有効だそうです。
 

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2009年4月16日 (木)

「DEAR MAN」 法 (2)

 
(前の記事からの続き)

R: 要望に対して、 相手が肯定してくれたとき、 相手が得るものを話す。

  相手が答える前に、 自分の要求に応じてくれた 相手に報いる。

  有益なことで 相手を強化する。

  「良い悪い」 「正しい間違っている」 ではなく、

  結果によって 行動が左右される。

M: 心の動きに集中する。

  自分の目的に集中する。

  その状態を維持して、 別の話題に 気を取られないこと。

  「壊れたレコード」 のように、 自分の訴えを 何度も繰り返し表現する。

  相手の非難や脅し, 話題を変えようとすることは 無視する。

  話の主導権を 相手に渡さない。

  別の話題は 今の課題が終わってからにする。

A: 自信を持つ。

  自信に満ちた 口調で話し、 適切に視線を合わせる。

  口ごもったり、 下を向いて 小さい声で話したりしない。

  要望に対して 敬意を払われるのに 相応しい人間だという 感覚を養う。

N: 交渉する。

  別の解決法を 提案したり求めたりする。

  何かを得るためには、 相手に何かを与えたり、

  自分の要求を 減らしたりする。

  ノーという答は 変わらなくても、 他にできることを申し出る。

  問題を相手に返して、 相手に解決策を求める。 (形勢を逆転する。)

 ( 交渉は 「DESC法」 が うまくいかなかった時にする。 )
 

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2009年4月15日 (水)

「DEAR MAN」 法 (1)

 
(前の記事からの続き)

 「BPD家族の会」 で紹介された もうひとつの対人関係のスキル、

 「DEAR MAN」 について 書いてみます。

 「DESC法」 と似ていて、 以下の頭文字を つなげたものです。

D: describe (描写する)

E: express (表現する)

A: assert (主張する)

R: reinforce (強化する)

M: mindfully (心の動きに集中する)

A: appear confident (自信を持つ)

N: negotiate (交渉する)

 それぞれについて 説明します。

D: 自分の状況を 簡潔に描写する。

  断定的でなく、 客観的に 事実のみを述べる。

E: 状況についての 感情や意見を はっきり表現する。

  相手が こらちの心を読んだり、 思い巡らしたりすることを 期待しない。

  頼んだり断ったりすることの 根拠を、 簡単に言う。

A: 要望を主張する。

  望んでいることを要求したり、 はっきりノーと言う。

  何も言わなくても 分かってもらえると期待しない。

  相手がすべきことではなく、 自分が望んでいることを 要求する。

  回りくどい 言い方はしない。

  伝えるべき点は 何としてでも伝える。

(次の記事に続く)
 

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2009年4月14日 (火)

「DESC法」 で働きかける (2)

 
(前の記事記からの続き)

 5日の家族会では、 BPDの人との間で 自分が困っていることについて、

 どうして欲しいかを 伝える練習をしました。

 まず 4つのステップをはっきりと 区別することが大切です。

 色々なことをごっちゃにして、 未整理, 無自覚のまま話すと、

 相手に感情をぶつける 話し方になってしまい、

 相手も怒って 何も伝わらないということです。

 当日は 3人ずつくらいのグループに別れ、 「DESC」 --

 「事実の描写」 「感情の表現」 「提案」 「結果の示唆」 を

 簡単に書いてみて、 語り合いました。

 僕は心子に (過去の話になりますが)、

 電話で長い時間 責められることについて書きました。

D: 事実を描写する

 「 電話で長時間、 一方的に責められる。 」

E: 気持ちを表現する

 「 僕はとても重圧に感じる。

  何とかしてあげたいが、 意見も許されないのは辛い。

  何を言っても怒られそうで ビクビクしている。 」

S: 提案

 「 電話の時間を 30分までにしてもらえないか。

  深夜は架けないでもらえるか。」

C: 結果を示唆

 「 それなら僕も受け止められて、 余裕ができ安心する。

  ダメだとしたら、 そのうち僕も 限界を超えて、

 付き合えなくなってしまう。 」

 これはもちろん 相手が落ち着いている時に 言うことです。

 もし心子に こういう言い方を試していたら どうだったしょう? 

 落ち着いている時なら 聞き入れてくれるか、

 あるいは 自分がそんな迷惑をかけているのかと 落ち込むか。

 そして実際に 感情的になった時に、 この提案を守れるかどうか。

 いずれにしても 1回でうまくいくとは 限りません。

 その時は また考え直して 対応していくわけです。

 試行錯誤の 積み重ねになるでしょう。

(次の記事に続く)
 

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2009年4月13日 (月)

「DESC法」 で働きかける (1)

 
 4月5日の 「BPD家族の会」 で行なった、

 コミュニケーションのエクササイズについて 報告します。

 アサーション, 「I」 メッセージ, 

 DBT (弁証法的行動療法) の 「DEAR MAN」 など、

 自己主張の 色々な方法がありますが、

 この日おこなった 「DESC法」 も そのひとつです。

 頼みにくいことを頼む、 断りにくいことを断る時の 話法です。

 攻撃的な人でも 消極的な人でも、 相手を不快にさせずに、

 自分の考えや気持ちを 伝えるために生み出されました。

 一般的な コミュニケーション・スキルですが、

 この日は BPDの人に伝える方法として やってみました。

 「DESC」 は 次の4つのステップの頭文字です。

D: describe (描写する)

 相手との間で 問題の原因となっている 事実

( 現在の状況や 相手の言動 )を、 客観的に描写する。

 主観を交えず、 さらりと伝えること。

E: express (表現する)

 その事実に対する、 自分の主観的な気持ちを 表現する。

 「私」 を主語にして、 自分がどう感じているか を述べる。

 「あなたのせいで~」 「あなたは勝手だ」 など、

 「あなた」 を主語にしない。

S: suggest (提案する)

 状況を変えるための 解決策, 妥協策を提案する。

 具体的, 現実的であることが 望ましい。

 表現は 「~してもらえますか?」 など、 丁寧であること。

C: consequence (結果を示唆する)

 提案を 受け入れてもらえた場合、 受け入れてもらえなかった場合、

 それぞれに対して、 自分がどう感じたり 行動するか、

 予想される結果を伝える。

(次の記事に続く)
 

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2009年4月 6日 (月)

動じずに受容

 
(前の記事からの続き)

 苦しむ人の苦しみを ありのままに受け入れ、

 心を寄せることが、 その人の傷を 癒していきます。

 心子から 攻撃を受けても、

 一番苦しいのは 心子なのだということを 肝に銘じ、

 僕は彼女を 受容する姿勢でいました。

 そして僕は、

 「動じないこと」 「巻き込まれないこと」 を 心がけていました。

 心子が僕を どんなに非難しても、

 それはBPDが させていることであって、 彼女の本心ではありません。

 理想化とこき下ろしの両極で、 悪いときは 徹底的に批判しますが、

 いい時は そんなことはすっかりどこかへ 行ってしまいます。

( そういう蜜月があるから、 しんどい時があっても やっていけたのですが。)

 彼女の 僕に対する非難は 客観的事実ではありませんし、

 それを真に受ける 必要はありません。

 心子の言葉に 巻き込まれないように、

 自分を保っているのが 大事なことです。

 彼女の言動に いちいち反応することなく、

 常に一貫した態度で 動じないでいること。

 それは、 目まぐるしく変化する ボーダーの人に対して、

 何があっても変わらないものが この世にはあると、

 教えることになるといいます。

 また、 ボーダーの人が 感情的になっている時には、

 どんなことを言っても、 どんな態度を取っても、

 決して 功を奏することはありません。

 してもダメ しなくてもダメ、 どちらに転んでも 怨まれるという、

 ボーダーの人との 袋小路です。

 何かを伝えるのは、 相手が落ち着いている時に、 優しく語ることです。

 上から目線ではなく、 対等な立場で 話すことに留意します。

 しかしながら、 当時 境界設定という情報があったら、

 心子への対応は どうなっていたでしょう。

 違う経過や結果も あったかもしれないと考えると、 とても遺憾な思いがします。
 

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2009年4月 5日 (日)

境界設定の効果

 
 本日 「BPD家族の会」 に行ってきました。

 今日はまず、 ボーダーの人との

 コミュニケーションの仕方の ワークショップをしました。

 これについては 後日あらためてアップします。

 それから、 20人弱の参加者が 二グループに別れて語り合いました。

 参加者はほとんど、 ボーダーのお子さんを持つ 親の人ですが、

 家族会で強調される  「境界設定」を実行し、

 効果を上げているという話が 随分出ました。

 ボーダーのお子さんに対して、

 ここまでは良いが そこから先は許さないという 約束をしたり、

 切りなく相手にするのではなく 見過ごすことなどを、

 びくびくしながらも 試してみたそうです。

 そうするとお子さんも

 自分のやるべきこと、 やってはいけないことに 気付いていき、

 自分の言動を抑制したり、 親に 感謝の言葉を口にしたり、

 関係が良くなってきた というのです。

 先月の家族会に 出席したときには、

 どうしていいか分からないと 言っていた人たちが、

 境界設定によって 効果てきめんという感があります。

 成功や失敗を 繰り返しながら、 次第に状況は 改善されていくのでしょう。

 こうして 家族会で情報交換し、 精神的に支え合いながら

 ボーダーの子に 向かい合っていくのは、 とても有意義なことです。

 心子と付き合っていた時には 考えられなかったことで、

 とても 羨ましく思うと共に、

 ボーダーを取り巻く環境が 少しずつ進んできていることを 喜ばしく感じます。

 当時は 境界設定という情報も まだほとんどなく、

 僕は心子に対して  「受容」 することを 旨としていました。

 当初 医療機関でもそうでしたが、 受容が一番大切だと 考えていたのです。

 先立っての 一連の日記に書いたように、 僕は 最大の挫折の時期、

 同じアパートの友人に 毎日毎晩、 全面的に 話を聞いてもらったお陰で

 辛うじて支えられ、 やがて時間をかけて 立ち直っていくことができました。

 彼は僕の 命の恩人です。

http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/57319763.html

 その後、 僕はホスピスと出会い、 受容や傾聴について 学んで、

 受容の大切さを 身をもって体得したのです。

(次の記事に続く)
 

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2009年3月22日 (日)

「BPD家族の会」 林直樹先生の講演

 
 今日の 「BPD家族の会」 は、

 都立松沢病院 精神科医・ 林直樹先生の講演でした。

 家族会での講演や ゲストの話の内容は 外に持ち出せないことになっており、

 レポートをアップできないのが 大変残念ですが、

 第一線で ボーダーの人たちに触れている ドクターのお話は、

 とても参考になるものでした。

 林先生は、 統合失調症の家族への講演は 何回かしたことがあるそうですが、

 BPD家族の人への話は 初めてだとおっしゃっていました。

 もっと早く こういう機会があるべきだったと 言っておられましたが、

 「BPD家族の会」 ができて、

 このような場が設けられたことは 非常に有意義だと思います。

 今日の参加者は 50人以上で、 いつもの会場の テーブルを外に出し、

 椅子を大量に運び込んでの 会になりました。

 今回は 通常の家族同士の話は ありませんでした。

 「BPD家族の会」 ではこれらかも こういう講演会や、

 ゲストを招いての 会を開いていきます。

 こうして ボーダーについての催しが増えていき、

 家族の人たちが支えられ、

 ボーダーのことが 次第に浸透していくことを 願っています。

 今日は 星和書店の社長も いらしていました。

 「境界に生きた心子」 の売れ行きは 非常にいいそうです。

( ただし今わかるのは 書店からの注文数で、

 実際の販売数は 4ヶ月くらい経たって、

 返品との差分を計算しないと 集計が出ないということです。 )

 ただ 元々の発行数が 少なかったのですが。

( 星和書店は ノンフィクションのボーダーの本を 出すのは初めてで、

 最初は慎重でしたが、 それでも 出版前の予定数の 倍になりました。 )

 ボーダーの人, 家族の人は ますます増えています。

 拙著も少しでも 人々の手に届いていくことを 祈っています。
 

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2009年3月 9日 (月)

記事削除

 
 昨日の 「BPD家族の会」 の記事ですが、

 代表者の方に 問い合わせたところ、

 ゲストの臨床心理士の方の 許可が取れていないということで、

 記載を取りやめることに なってしまいました。

 良い内容だっただけに、 削除しなければならないのは とても残念です。

( 昨夜 随分時間をかけて、 連載用に4日分の 記事を書いたのですが。 )

 これからも またよろしくお願いします。 m(_  _)m 
 

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2009年2月12日 (木)

「BPD家族の会」 4回目 (2)

 
(前の記事からの続き)

 昨日の 「BPD家族の会」 では、

 主催者の人から 以下のような話が出ました。

・家族の問題が、 家族の中の 一番弱い人に現れる。

 例えば 夫婦の不仲が、 息子の不登校という 形になる。

 そういう人を 「アイデンティファイド・パーソン (IP)」 という。

 悪い状態で バランスを保ってしまっているので、

 息子と父親, 息子と母親の関係を 少し変えて、 再構築していく。

 そうすると 新たなバランスが 取れるようになる。

 場合によっては、 子供に 治療やカウンセリングを する必要はない。

 親が変われば、 子供も変わり、 不登校という問題は解決する。

・目標は 小さいことからやっていく。

 いきなり大きくすると 反動が大きい。

 小さい成功体験を 積み重ねていく。

 自分が役に立っていると、 本人が実感できることがあるといい。

・子供には “暖かい無関心” が必要。

 見守っているが、 介入はしない。

 倒れる前に 手を貸さない。

 倒れてしまったときに支える。

・ボーダーの人が 問題を家族のせいに しているうちはダメ。

 本人の問題だと 分からなければ、 前に進めない。

( “お金の面倒と 尻拭いはしない” )
 

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2009年2月11日 (水)

「BPD家族の会」 4回目 (1)

 
 本日も 「BPD家族の会」 がありました。

( タイトルの 「4回目」 という回数は、 僕の出席回数です。 )

 今日は 「境界に生きた心子」 の出版を 紹介させてもらいました。

 そして 約20人の参加者が、 ふたつのグループに別れて 語り合いました。

 出席者の中には、 長い苦労の末に、

 厳しい状況を受け入れ、 そこから 抜け出しているような人もいます。

 病気を受け止めて 開き直り、 ユーモアをもって 接したりしています。

 でもそれは、 限りない自殺行動も経験し、

 死も覚悟して 向き合って行った結果、

 ようやく 行き着いたものであるのです。

 生きていればそれでいいかと 思えるような境地ですね。

 心子と付き合っていた 当時と比べると、

 ボーダーに関する 情報は豊かになり、 治療する施設も 増えています。

 以前は家族の会など もちろんなかったし、 孤立しがちでした。

 新たな知識や繋がりが 得られる現在は、 とても羨ましい気がします。

 心子と僕との関係は、

 もう前に進んだり 変わっていくことができませんから。

 当時もっと 情報などがあったら、

 また違った歩みや 展開があったのだろうと思います。

 それが口惜しいですが、 だからこそ、

 ボーダーに関する理解が もっと広まっていってほしいと 望むのです。

(次の記事に続く)
 

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2009年1月19日 (月)

「BPD家族の会」 3回目 (2)

 
(前の記事からの続き)

 今回の出席者は 25人ほどでした。

 前回は30人ほどで、 一人4分以内の 自己紹介 (近況報告) をするだけで、

 多くの時間が かかってしまいました。

 人が多いと 参加者同士の距離が 遠くなることもあるし、

 こういうグループでは 10~15人位が 適切な人数だと思います。

 それで今回は参加者を ふたつのグループに分け、

 それぞれのグループで 自分の話や シェアリングをしました。

 お陰で今回の方が 皆さんのお話を よく聞けたと思います。

 別グループの話を 聞けないのは残念ですが、 致し方ないですね。

 会も始まったばかりで、 試行錯誤しながら やっているようです。

 スタッフの人たちも 大変だろうと思います。

 ボーダーの専門家の人を 招いたり、 講演会も予定しています。

 貴重な家族の会ですから、 きっと より良くなっていくことを 願っています。

( 僕にも何か 協力できることがあれば いいのですが。 )

 ところで 参加者の中には、

 僕のブログを 見てくれているという 人たちもいました。

 ブログを書いている 本人を見て びっくりしたとか、

 いつも読んで 勇気づけられるとか。

( もし良かったら、 コメントなどいただければ 幸いです。  (^^;) )

 こういう所からも 繋がりが広がっていくと いいですね。  (^^)

 心子が取り持つ 縁です。
 

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2009年1月18日 (日)

境界設定 -- 「BPD家族の会」 3回目 (1)

 
 今日は 「BPD家族の会」 に 3回目の出席をしてきました。

 初参加の方や、 ご夫妻で参加されている方も 多くいらっしゃいました。

 今回も 「境界設定」 の話が 大事なテーマとして 話されました。

 どこまでのことなら してもいいか、 どこから先は してはいけないか、

 その境界 (限界) を、 ボーダーの人と 予め約束しておくということです。

 ボーダーの人は 自分の言動に 責任を持つことが苦手で、

 人のせいにしたり、 アクティング・アウト してしまったりします。

 しかし、 約束を破ったら 自分で責任を取るようにと 決めておくのです。

 ボーダーのお子さんが 問題を起こしても、

 親は 子供のためと思って 助けたり、 後始末をしたりして しまいがちです。

 でも それは結局 みんな逆効果になってしまいます。

 ボーダーの人は 親に守られて 自分が困らないうちは、

 何とかしようという 自覚を持てないので、

 厳しく限界設定をし、 親は絶対に 尻拭いをしないことが必要です。

 自分が困っても 親が何もしてくれないということが 分かると、

 ボーダーの人は 自分でやらなければならないと 思い直してくるそうです。

 本人が困っても、 人に迷惑がかかっても、 本人の責任である場合は、

 親は絶対に 手を貸さないという 断固とした覚悟が重要です。

 最初は反動が大きく、 事態は 前よりも悪くなりますが、

 腹をくくって かからなければなりません。

 ボーダーの人が 泣き叫んで暴れたり、

 「死んでやる!」 などと 脅されたりすると、 初めは 親もビビるでしょう。

 でも頑張って そこをやり過ごし、 何が起きても 揺るがないようになれると、

 ボーダーの人も 変化が出てくるということです。

 親が変わることで、 子も変わってくるのです。

 そうしてボーダーの人が 自分の言動に責任を持ち、

 小さな成功体験を 重ねていくことによって、

 次第に自分に 自信が持てるようになり、

 自立していけるように なると言われます。

(次の記事に続く)
 

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2009年1月10日 (土)

「BPD家族の会」 2回目

 
 今日、「BPD家族の会」に2回目の参加をしてきました。

(初参加は http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/57135099.html 参照)

 今回は 長谷川病院の遊佐 (ゆさ) 先生が 特別ゲストでした。

 遊佐先生は、 星和書店からも 著書や訳書を出されており、

 過日の ランディ・クリーガーさんのワークショップで 通訳もされた方です。

http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/55945772.html 参照)

 また長谷川病院は、

 日本で 弁証法的行動療法を行なっている 数少ない病院のひとつです。

 遊佐先生が来られるということで 参加希望者が多く、

 僕はキャンセル待ちでした。

 夕べの深夜になっても キャンセルがなく、

 今回はダメということに なりましたが、

 今日 午前11時過ぎになって キャンセルの知らせの メールが入りました。

( 開場は午後2時 )

 急いで用意をして 参加させてもらった次第です。

 今日の出席者は 30人ほどで、

 娘さん (20~30才代) がボーダーだという

 お母さんが 圧倒的に多かったです。

 前回は お父さんも随分いらしたのですが。

 例によって 守秘義務があるので、

 会場で話された内容は ここに書けませんが、

 BPDの人との 距離の取り方 (境界設定) などの 話もされました。

 親は子供には 何とかしてあげたいと思い、

 本人が苦しんでいるのに 境界線を引くことに

 罪悪感などを 感じてしまいがちです。

 でも、 自分が元気でないと 子供を支えることもできないので、

 距離を取ることは 必要という話です。

 離れたら BPDの人も自分の行動に 責任を持てるようになり、

 うまくいったという お話もいくつかありました。

 こういう 家族の話し合いは、 情報提供になるだけでなく、

 同じ体験を している人同士の 励みになります。

 ときに 専門家の指導以上に ためになるということです。

 遊佐先生も 家族会の今後に 期待していました。

 きっとこれから 参加希望者も増え、

 活動のネットワークも 広がっていくのではないでしょうか。
 

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2008年12月21日 (日)

「BPD 家族の会」

 
 今日は 「BPD家族の会」 に 参加してきました。

 今年の9月にできた、 日本で初の 家族会だということです。

 産業カウンセラーの方が 主催しています。

 今日が5回目の集まりで、 僕は初参加でした。

 10月の1回目の参加者は わずか5人で、

 もし誰も来なかったら それで終わっていたと 言っていました。

 しかし11月末に 朝日新聞で紹介され、

 12月の3回目の会は 参加希望者が激増して、

 会場が満杯に なってしまったそうです。

 そこで急遽、 新たな集まりを 2回設け、 今日が5回目になりました。

 30人の部屋が満杯で、やはり 情報がありさえすれば、

 多くの方が こういう会を求めているのでしょう。

 今日は 特別ゲストとして、 星和書店の社長が 参加してくれました。

 星和書店は 精神医療や心理学専門の出版社で、

 社長は 日本に境界例の概念が 入ってきた当初から 勉強されており、

 ボーダーにも 非常に詳しい方です。

 守秘義務がありますから、

 今日の会の話の内容を ここに書くことはできませんが、

 やはり 家族の方たちは皆、 非常に苦労して 悩んでおられます。

 恋人ならば いくら大変なことがあっても、

 蜜月があるので やっていけますが、

 家族だと 甘いできごとなどもないでしょう。

( 心子も お母さんには、甘えるなどの態度は 見せたことがないそうです。 )

 それに親は 我が子に責任があるし、 別れるわけにもいきません。

 家族の人は 苦難の中で どうしていいか分からず、

 周りからも理解されないで 孤立しがちです。

 でも決して 自分たち独りではない。

 同じ境遇の人たちが 分かち合い、

 情報交換などすることで 希望が持てたり、 癒されたりしていくでしょう。

 お互いに 支え合っていくことが大切です。

 これから日本でも、 こういう会の必要性が 高まっていくと思います。

 1月も10日と18日に 集まりがありますが、

 10日はすでに 予約が締め切られました。

 関心のある方は、 下記のHPを ご覧ください。

http://www.geocities.jp/bpdmt/index.html

 僕も ネット以外の繋がりが できればいいし、

 もし自分に 何かできることがあれば 探していきたいと思います。

 家族の会が 今後も発展していくことを 願っています。
 

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