2012年5月22日 (火)

事実ねじ曲げ作戦に備え、 参考となる質問

 
・ パートナーは喧嘩をしたとき、

  皆さんの声を聞くためだけに 電話をしてきますか?

  もしそうなら、 彼らは 皆さんの職場や自宅に

  訪ねてきたり、 電話をかけてくるかもしれません。

・ お子さんに対する パートナーの行動が心配ですか?

  ボーダーの人にも 良い親となる人はいます。

  でもパートナーが 治療を受けていないとしたら、

  共同親権を獲得してほしいと思います。

 〔稲本注 : 日本は単独親権なので、これはできません。〕

  子供が自立を始めたとき、 ボーダーの親は 拒絶されたと感じる可能性があります。

・ パートナーには 暴力的な面がありますか?

  小さくて力がなくても、

  物を投げる, 噛みつくなどして、 傷を負わせることはできるのです。

・ お子さんのことで パートナーが脅しを言ったことがありますか?

  優秀な弁護士を選び、 よく相談してください。

・ パートナーは嘘をついたり、 人を操作する傾向がありますか?

  その場合は 証明書類が必要です。

〔「愛した人がBPDだった場合のアドバイス」 星和書店(ランディ・クリーガー)より〕
 

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2012年5月20日 (日)

愛する人のもとから うまく立ち去る方法

 
 準備が鍵です。

 離婚のアドバイスは 全員には当てはまりませんが、

 一般的に述べられることもあります。

・ 経験豊富で有能な 弁護士に担当してもらうことです。

  これから長い年月にわたって、 皆さんの金銭上の立場, お子さんとの関係,

  皆さんの感情的健康に 影響を与えることになります。

・ 波風を立てず 平和を守ろうとする 良い人をやめることです。

  自分自身とお子さんの利益を求める 悪い人に変わることです。

・ お子さんの年齢を 考慮する必要があります。

  お子さんが反抗期に入り、 パートナーに反対し始めたら どうなるでしょう。

  元パートナーが、

  お子さんにとって 好ましくない人を 家に連れてきたらどうなるでしょう。

  元パートナーが親権を獲得し、 薬やアルコールに手を出したり、

  危険な行動を取ったらどうでしょう。

  お子さんを愛していないと言ったら どうでしょう。

  最善を期待しつつ、 最悪の事態を 検討することが必要です。
 

 繰り返しますが、 全てのボーダーの人が分裂し、

 事実をねじ曲げるわけではありません。

 そういう人もいる ということなのです。

〔「愛した人がBPDだった場合のアドバイス」 星和書店(ランディ・クリーガー)より〕
 

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2012年5月19日 (土)

パートナーのもとを去る場合

 
 ここでは、 結婚してお子さんがいる場合を 想定します。

 そうでない人も、 感情的なことは 自分に当てはめて考えられるでしょう。

 関係から去るのは、 最後の手段として  そうするしかない人がほとんどです。

 しかもパートナーが 問題を認めようとしない場合、

 助けを得ようとしない場合に 限ってのことなのです。

 さらに、 ボーダーの人が

 ノン・ボーダーラインの人を置いて 去っていくこともあります。

 そうすると感情的にも法的にも 準備をする時間がありません。

 この節を読んで 前もってしっかり 準備を整えておけば、

 皆さんとお子さんは より良い方向へ向けていくことができるでしょう。

 これはボーダーの人が どれほどの機能を持ち、

 どれほど怒りや復讐心を 溜めこんでいるかなど、 様々な状況によりますが、

 彼らと離婚するのは、 経験豊富で資格のある 法律上・治療上の支えなしには、

 決して試みるべきではありません。

 支えなしに試みるのは、 下着一枚でエベレストに登るようなものです。

 最悪の事態を想定し、 適切な法定代理人を雇い、

 皆さんとお子さんを救う 準備をしなければなりません。

 それは パートナー助けることにもなります。

 皆さんはパートナーを愛し、 憎んでもおり、

 ありとあらゆる感情を抱いているでしょう。

 自分は間違っていないのか、 手遅れなのではないか、

 そんな思いに駆られている方は、

 次の権利があるのだということを 大きな声で言ってみてください。

・ 幸せになる権利

・ パートナーの精神的な病に 煩わされることなく生きる権利

・ 子供たちの関係を楽しむ権利

・ 間違いを犯す権利

・ 子供たちには、 愛情に満ち、 虐待のない家庭で 成長する権利

 パートナーは反論し、 罵倒するかもしれませんが、 そんなことは気にしません。

 しばらくすれば、 心からそうだと思えるようになります。

〔「愛した人がBPDだった場合のアドバイス」 星和書店(ランディ・クリーガー)より〕
 

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2012年5月17日 (木)

さあ、 試してみましょう

 
 皆さんが今の関係に留まると 約束したとしても、

 パートナーが 疑問を挟むこともあるでしょう。

 皆さんの約束が 確かなものか試そうと、 皆さんに出ていくように求めたり、

 離婚する, 別居すると言って 脅すかもしれません。

 これは 分裂もしくは投影と言えるでしょう。

 冷静でいてください。

 パートナーの不安を 煽ったものは何だったのか、

 PUVASを用いて 見定めてください。

 批判的にならず、 あくまでも鏡になります。

 夕食後にでも 静かな時間を取ってみてはどうでしょう。

 張り詰めた雰囲気が いくらかでも和らぐのが 分かると思います。

 最も不安の引き金となりやすいものを、 今より認識することはできるでしょう。

 どれほど最善を尽くしても、 従来のパターンに 陥ることはあると思います。

 でも皆さんが 境界を守り続ければ、

 翻弄される生活を 強いられることはなくなるのです。

〔「愛した人がBPDだった場合のアドバイス」 星和書店(ランディ・クリーガー)より〕
 

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2012年5月16日 (水)

パートナーのもとに留まる場合 (2)

 
(前の記事からの続き)

 次は、 観察者 (Observer) になってください。

 状況に対して距離を置き、 どう反応すべきか観察します。

 パートナーだけでなく、 皆さん自身のことも よく観察してください。

 皆さんの存在が 状況に影響を与えているのです。

 自分や相手の反応を 批評するのではなく、

 何が起こっているのかを ただ見定めてください。

 自分が何を考え、 何を感じていたのか、 しっかりと認識します。

 そして 起こった事柄と関連づけて 考えるのです。

 「パートナーが ~~ すると、 私は ~~ と感じる」  というようにです。

 気付いた点などをメモして 関連を考え、 適切な反応を探していきます。

 最後は 作戦 (Strategize) です。

 防衛的に構えることなく、 DEARやPUVASを活用してください。

http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/62561487.html
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/62566628.html

 どのように反応するか、 前もって計画を立て、 練習しておきましょう。

 冷静でいることが大切です。

 相手の怒りや批判は、

 あなたに向けられた個人的なものではない ということを忘れないでください。

 パートナーの感情を その本来の持ち主である 彼らに返し、

 彼らの批判をかわすことで、 皆さんの身を守ると共に、

 彼らが自分の感情や行動に 責任を取れるよう手を貸すのです。

 彼らは非常に言葉巧みに、 説得力あることを言うかもしれません。

 「でも ~~ のことはどうなんだ」

 「あのとき、 あなたは ~~」

 このような言い回しが出てきたら、 主題をはっきりさせて 本題に戻してください。

〔「愛した人がBPDだった場合のアドバイス」 星和書店(ランディ・クリーガー)より〕
 

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2012年5月15日 (火)

パートナーのもとに留まる場合 (1) -- パートⅤ

 
 本日から  「パートⅤ 解消の段階」、 最終段階です。

 パートナーとの関係に 取り組む場合、

 精神保健の専門家による治療を、 皆さん自身が受けることが 非常に大切です。

 パートナーのもとに留まるからといって、

 今までと同じ状況のままで ある必要はありません。

 恋愛関係が混乱しても、 平穏を保つことが必要です。

 サポートグループが 生命線となるかもしれません。

 一体何が パートナーの言動を引き起こしているのか、

 不合理な行動の奥に 目を向け、 感情的な根源に迫ります。

 虐待的な言動から 皆さんを守る境界を 設定するうえでも必要です。

 留意すべきは、 ボーダーの人にとって、

 事実よりも感情のほうが 大切だということです。

 現実の状況に取り組む前に、

 パートナーの感情を理解することが コミュニケーションに役立つでしょう。

 皆さんの感情と パートナーの感情を区別することが、境界を保つのに有効です。

 感情的な脅しに対する 手立てのひとつが、 「SOS」 です。

 断ち切り (Stop), 観察 (Observe),

 作戦を立てる (Strategize) というものです。

 ボーダーの人は 相手の 「反応」 を求めています。

 彼らに対して 一切反応せず、 断ち切れば、 関係のパターンが 崩れ始めるのです。

 以下のような言葉を 言ってみてはどうでしょう。

 「今すぐには答えられないわ。 少し考える時間が必要なの」

 「これはとても 重要なことだから、 即断は無理だよ」

 「少しあとで 話し合わないか。 これこれの時間と場所で」

 簡単な時間稼ぎの言葉で、 関係に変化が生まれ始めます。

 約束は余裕を持ってするといいでしょう。

(次の記事に続く)

〔「愛した人がBPDだった場合のアドバイス」 星和書店(ランディ・クリーガー)より〕
 

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2012年5月13日 (日)

アダルトチルドレンからのアドバイス (8)

 
・ エディスの話

 ぜひお子さんに、 ボーダーの親を持つ子供の問題に 詳しいセラピストの

 治療を受けさせてあげてください。

 私が受けた最大の傷は、 誰にも見えない内側にあります。

 それは、 生まれてから最初の1年以内、 愛着過程で始まっているのです。

 ボーダーの親を持つ アダルトチルドレンたちは、

 何かが正しくないということは 分かっていました。

 でも 一体それが何なのか、 全く分からなかったのです。

 彼らは皆、 恐れ, 義務感, 罪悪感という  「霧」 に覆われ、

 すっかり混乱しています。

 彼らは 感情を麻痺させられてしまっています。

 私も 自分が最後に感じた 感情を見つけ出し、

 それが何なのかはっきりするまで、 3年もの間、 仲間の支えが必要でした。

 それは  「羞恥心」 と呼ばれるものでした。

 ボーダーの母の羞恥心, 非難に関連したもので、

 母はそれを 私に投影していたのです。

 ボーダーの人の子供たちは、

 普通とは 一体どのようなものなのかを 分かっていません。

 そのため ボーダーの親の 口汚い言葉を鵜呑みにするか、 拒否するか、

 どちらかのようです。

 人を虐待する権利など 誰にもない、

 今ようやく、 私たちはそのことを知ったのです。

〔「愛した人がBPDだった場合のアドバイス」 星和書店(ランディ・クリーガー)より〕
 

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2012年5月12日 (土)

アダルトチルドレンからのアドバイス (7)

 
・ ロンダの話

 両親は離婚するつもりでした。

 ボーダーの母は私に、 お前は誰と住むつもりなのか 決めなさいって言ったんです。

 私は分かっていたんです、 母と暮らしたくないということは。

 でも 分かっていたんです、 父と暮らしたいと 言ってはいけないんだということも。

 そんなことを言ったら、 母はボロボロになってしまうと。

 私は  「親の役割を背負わされた子供」 でした。

 もし 母と一緒に暮らさなかったら、 罪悪感に駆られていたでしょう。

 でも 一緒に暮らしたら、 生き延びられないだろうということも 分かっていました。

 私は、 まだ子供だから決められません、

 お父さんとお母さんが決めてください と伝えました。

 両親は別れませんでした。

 私は、 母が父と 一緒に暮らせるようにすることで、

 母の不幸な人生の 責任をとったのです。

 私が言いたいのは、 子供というのは、

 ボーダーの親の望み通りに 考えるようになってしまうということです。

〔「愛した人がBPDだった場合のアドバイス」 星和書店(ランディ・クリーガー)より〕
 

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2012年5月11日 (金)

アダルトチルドレンからのアドバイス (6)

 
・ イーザーの話

 私の父は、 母のボーダーの行動に 全く気付いていませんでした。

 父と母は離婚し、 母のもとに 私と姉を置き去りにしました。

 「私がひどいから、 母は私のことを愛してくれないんだ」

 そういう声が 私に中に組み込まれてしまっているんです。

 それを克服するのが どれほど大変か、

 それを考えると、 もう生きることをやめたくなってしまいます。

 私は今でも 感情のジェットコースターに 乗っているようなものです。

 出口を探して 激しく揺れ動いています。

 私は今、 充分なお金も、 家も仕事もあります。

 でも子供はいません。

 私には 親になることは無理なんです。

 どうしたら親になれるのか、 一度も教えてもらったことがないからです。

 私は このダメージの克服に努めながら、 残りの人生を生きていくでしょう。

 自分は愛されているのか、 人のことを試していくと思います。

 私の心の底には、 今でもあの子がいるんです。

 私が一度も手にすることができなかった、 無条件の愛を 探し続けている子供です。

 もう私には遅すぎます。

 でも ボーダーの親を持つ 他の子供たちには 出口を見つけてほしい、

 それに間に合ってほしい、 そう願っているんです。

〔「愛した人がBPDだった場合のアドバイス」 星和書店(ランディ・クリーガー)より〕
 

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2012年5月10日 (木)

アダルトチルドレンからのアドバイス (5)

 
(前の記事からの続き)

 大人になった私は、 自分を愛してくれる人を見つけようと 死に物狂いになりました。

 でも 私が選んだ相手は、 私のことを 全く相手にしない人でした。

 そうすることで、 母との関係を 何度も再現していたんです。

 そんな私も、 徐々に自分のことを 好きになってきました。

 私のことを見捨てたりしない人たちと 友情関係を持つまでになりました。

 大抵の人は、 相手を愛していることを表すために、

 お前は完璧じゃないなどと 怒鳴りつけはしないのですね。

 私は母から 急速に離れていきました。

 良い母とも 悪い母ともです。

 あれは単に 成長の一環だったのかもしれません。

 大人になるにつれて、 母がBPDであるとはどういうことなのか、

 同情できるようになりました。

 でも 私の中に組み込まれてしまったものは 消えていません。

 夫が声を荒らげると、 例えほんのちょっとでも、

 彼はもう 私のことを愛していないんだと 思い込んでしまうのです。

 いつか彼が目を覚まし、 悪い夫に変わってしまうんじゃないかと 心配になります。

 現実に戻れば、 私自身、 どうして彼の愛を疑ったのか 理解できないんです。

 それでもやっぱり、 彼のことを 何度も試してしまうんです。

〔「愛した人がBPDだった場合のアドバイス」 星和書店(ランディ・クリーガー)より〕
 

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