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<title>「境界に生きた心子」</title>
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<dc:language>ja-JP</dc:language>
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<item rdf:about="http://shinko.cocolog-nifty.com/bpd/2009/11/post-8dfb.html">
<title>「境界に生きた心子」　が　特集されました。</title>
<link>http://shinko.cocolog-nifty.com/bpd/2009/11/post-8dfb.html</link>
<description>　 　「境界性パーソナリティ障害が　よくわかる」　というサイトで、 　拙著　「境...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　&lt;br /&gt;　「境界性パーソナリティ障害が　よくわかる」　というサイトで、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　拙著　「境界に生きた心子」　の特集が　掲載されました。 (＾＾) &lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　サイトをリニューアルしたのを機に、　拙著の特集を　組んでくださったのです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　拙著についてなどのインタビューで　構成されています。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　心子の心を象徴するような、　フラクタルの画像も　鮮やかな見栄えになりました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;（ネット上で　見つけた画像を、　許可を得て　使用させていただきました。）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ぜひ　見てみてください。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;a href=&quot;http://kyokaise.com/special/index.html&quot;&gt;http://kyokaise.com/special/index.html&lt;/a&gt;&lt;br /&gt;&lt;a href=&quot;http://kyokaise.com/special/special01.html&quot;&gt;http://kyokaise.com/special/special01.html&lt;/a&gt;&lt;br /&gt;&lt;a href=&quot;http://kyokaise.com/special/special01-2.html&quot;&gt;http://kyokaise.com/special/special01-2.html&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ＢＰＤについて　分かりやすく説明している　サイトです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ＢＰＤに関する　ブログの紹介もしており、　僕のブログも　掲載されています。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;a href=&quot;http://kyokaise.com/blog/&quot;&gt;http://kyokaise.com/blog/&lt;/a&gt; &lt;/p&gt;

&lt;p&gt;（上から３つ目です。）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ネットでは、　ボーダーに関する　ブログや情報が　随分増えてきました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　でも　まだ知らない人も多く、　誤解や偏見も　著しいものがあります。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　今回の特集などによって、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ボーダーへの正しい理解が　もっと広がっていくことを、　心から願っています。&lt;br /&gt;　&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>(0)「境界に生きた心子」</dc:subject>

<dc:creator>稲本  雅之</dc:creator>
<dc:date>2009-11-11T19:35:09+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://shinko.cocolog-nifty.com/bpd/2009/11/post-11e3.html">
<title>ネガティブな体験に　脳が反応する</title>
<link>http://shinko.cocolog-nifty.com/bpd/2009/11/post-11e3.html</link>
<description>　 　感情のコントロールは、　情動の中枢である　扁桃体などの大脳辺縁系と、 　そ...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　&lt;br /&gt;　感情のコントロールは、　情動の中枢である　扁桃体などの大脳辺縁系と、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　それを制御する　前頭前野のバランスで　行われています。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　扁桃体は　自分が脅かされた　ネガティブな体験に対して、　敏感に反応します。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ネガティブな体験を　多くしていると、　扁桃体はよりいっそう　過敏になります。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　これを制御する　腹内側前頭前野は、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　善悪や損得を考えて　行動をコントロールします。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ここがうまく働かないと、　一時の激情のために、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　不利な行動を　衝動的に行なってしまいます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ネガティブな体験を　多くした人は、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　前頭前野の機能も　低下していることが多いということです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　薬物やアルコールは、　余計に　前頭前野の働きを悪くします。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　嫌な感情を紛らわすために　薬や酒に頼ると、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　悪循環になり　いっそう衝動的になってしまいます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;〔　「境界性パーソナリティ障害」　岡田尊司　（幻冬舎）　より　〕&lt;br /&gt;　&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　心子の頭の中は　もちろん見たことはありませんが　 (＾＾;)、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　恐らく　上記のような働きだったのでしょう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　心子は、　僕のつまらない一言で　パニックを起こしたとき、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　息を荒らげて　ビールをあおり、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　僕は　煙草を求める心子のため、　自動販売機に　走らなければなりませんでした。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　うさばらしに　酒や煙草を飲むのは　誰でもあることですが、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　それは逆効果でしょうか。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　心子の主治医は、　一番軽い煙草で　気分が落ち着くならと、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　完全な禁煙は　強いていませんでした。&lt;br /&gt;　&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>(h)「境界性パーソナリティ障害」より</dc:subject>

<dc:creator>稲本  雅之</dc:creator>
<dc:date>2009-11-10T18:23:34+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://shinko.cocolog-nifty.com/bpd/2009/11/post-050b.html">
<title>「本当の自分」　が　「偽りの自分」　を　拒絶している</title>
<link>http://shinko.cocolog-nifty.com/bpd/2009/11/post-050b.html</link>
<description>　 　境界性パーソナリティ障害を、　自己確立過程の障害として　見ることができます...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　&lt;br /&gt;　境界性パーソナリティ障害を、　自己確立過程の障害として　見ることができます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　幼いころから与えられてきた自分と、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　これから生まれ変わろうとする　本来の自分の間で、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　軋轢（あつれき）が起きやすいのです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　その結果、　親からの借り物である　　「偽りの自分」　に対して、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　「本当の自分」　が　拒絶反応を起こしてしまいます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　自己を確立するには、　かつての自分を　一旦否定して、　正反対の自分を打ち立て、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　その両者を統合した　新しい自分へ至る　プロセスが必要です。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　以前の自分に　しがみついたり、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　中間段階の　「正反対の自分」　を　拒否したりすると、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　そのプロセスは　難産となります。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;〔　「境界性パーソナリティ障害」　岡田尊司　（幻冬舎）　より　〕　&lt;br /&gt;　&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　父親と一緒に　死ぬ約束をした　幼い心子は、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　死に脅える父を　慰める役割を果たしていました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　父は　心子がどうやって　後を追うのか、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　その方法まで　毎日問いただしたといいます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　心子は一生懸命に　考えて答えました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　「階段から　飛び下りるの」　「おしょうゆ　いっぱい飲む」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　以上は　心子の主観的事実ですが、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　心子は　父親に殉じるために　生きているようなもので、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　本当の自分が　何だか分からなくなって　しまったのかもしれません。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　百点満点の完璧を求める　父親に愛されるためにも、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　心子は　明るくて気丈で頑張り屋の　もう一人の自分を、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　無意識に　作り出さざるを得ませんでした。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　そうしなければ　生きていくことができなかったのです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　心子は　僕と付き合っていたときも、　尋常でない　頑張りを見せていました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　頑張らなくてもいい自分、　ありのままでいい自分を、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　なかなか　受け入れられないのでした。&lt;br /&gt;　&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>(h)「境界性パーソナリティ障害」より</dc:subject>

<dc:creator>稲本  雅之</dc:creator>
<dc:date>2009-11-09T20:57:06+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://shinko.cocolog-nifty.com/bpd/2009/11/post-6786.html">
<title>萎縮した　自己愛を抱えている　（３）</title>
<link>http://shinko.cocolog-nifty.com/bpd/2009/11/post-6786.html</link>
<description>　 （前の記事からの続き） 　誇大自己と親のイマーゴが　バランスよく成熟し、 　...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　&lt;br /&gt;（前の記事からの続き）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　誇大自己と親のイマーゴが　バランスよく成熟し、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　現実と折り合いを付けていくことが、　自己を現実化していくことになります。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　しかし　境界性パーソナリティ障害の人は、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　親のイマーゴの　ネガティブな支配が強すぎます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　そのため　自己肯定感が培われないだけでなく、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　誇大自己の願望も　幼くして打ち捨てられ、　顕示的願望を内に秘めてしまいます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　自己否定と自己顕示の　アンバランスな葛藤の中にいるのです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　うつ状態に陥りやすいのも、　誇大自己が　貧弱すぎるからだと言えます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　気分や対人関係の不安定さは、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　親のイマーゴが　誇大自己とのせめぎ合いに打ち勝ち、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　罪悪感や自己否定感に　駆られてしまうからです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　心の中で　親を求めながら、　うまく甘えられないのも、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　発達途中の　親のイマーゴから　卒業できないことと関係しています。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;〔　「境界性パーソナリティ障害」　岡田尊司　（幻冬舎）　より　〕&lt;br /&gt;　&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　心子は、　カウンセラーとして　良い働きをした話とか、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　子供がなついて　心子といると　能力を発揮するという話とか、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ともすると　自慢とも取れることを　よく話しました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;（ただ全然　鼻につくようなものではなく、　楽しい有意義な話でした。）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　後から考えると、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　関心を買おうとする　演技性だったり、　誇大自己だったかもしれません。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　また心子は　僕に怒りや批判をぶつけるとき、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　自分は正しく　僕より上であるという　立場でいました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　秘められた顕示的願望が　表に出ていたのでしょう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　怒りは　誇大自己が萎えてしまわないための　手段でもあります。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　でも　誇大自己が萎縮すると、　一遍に落ち込み、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　猛烈な自己否定に　陥ってしまいます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　自己肯定とのバランスが　余りに極端で、　揺れ動いてしまうのですね。&lt;br /&gt;　&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>(h)「境界性パーソナリティ障害」より</dc:subject>

<dc:creator>稲本  雅之</dc:creator>
<dc:date>2009-11-08T19:26:35+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://shinko.cocolog-nifty.com/bpd/2009/11/post-cdff.html">
<title>萎縮した　自己愛を抱えている　（２）</title>
<link>http://shinko.cocolog-nifty.com/bpd/2009/11/post-cdff.html</link>
<description>　 （前の記事からの続き） 　自己愛性パーソナリティ障害は　誇大自己が肥大してお...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　&lt;br /&gt;（前の記事からの続き）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　自己愛性パーソナリティ障害は　誇大自己が肥大しており、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　境界性パーソナリティ障害は　親のイマーゴが肥大しているのが　特徴です。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　境界性パーソナリティ障害の人は、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　抱えきれないくらい強大な　親のイマーゴに支配され、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　誇大自己は　すぐにしぼんでしまいます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　その結果、　自己愛は非常に不安定で、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　自分に対する評価も　否定的になり、　罪悪感を抱きやすいのです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　沈みがちなのを　何とか浮き上がらせようとして、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　誇大自己を満たしてくれることに　のめり込んだりします。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　或いは、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　親のイマーゴの理想願望を　満足させてくれる存在との関係に　救いを求めますが、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　親のイマーゴは巨大すぎて、　実際には　期待を裏切られてしまいます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;（次の記事に続く）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;〔　「境界性パーソナリティ障害」　岡田尊司　（幻冬舎）　より　〕&lt;br /&gt;　&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　心子の　「理想化された　親のイマーゴ」　は、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　言うまでもなく　父親から与えられたものでしょう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　幼い心子にとって、　父親は絶対的で　パーフェクトな存在だったはずです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　父親も　心子を厳しく育て、　完璧を要求しました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　心子は恋愛対象として　父親を理想化し、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　長じてからも　それが完全無欠な　男性像となったのだと思います。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　男性に対して、　最初は理想化して　慕ったり依存したりしますが、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　すぐに期待外れになって傷つき、　怒り、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　失望して　立ち去っていくことになってしまいます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　それは　僕に対しても繰り返されました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　万全な理想像を押しつけられても、　それに全面的に　応えられるはずはありません。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　理想が高い分だけ　失意は大きく、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　心子は　より苦しみ苛まれることに　なってしまうのです。&lt;br /&gt;　&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>(h)「境界性パーソナリティ障害」より</dc:subject>

<dc:creator>稲本  雅之</dc:creator>
<dc:date>2009-11-07T23:22:44+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://shinko.cocolog-nifty.com/bpd/2009/11/post-04ad.html">
<title>萎縮した　自己愛を抱えている　（１）</title>
<link>http://shinko.cocolog-nifty.com/bpd/2009/11/post-04ad.html</link>
<description>　 　子供は　幼い自己愛が　程よく満たされることによって、 　現実とバランスの取...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　&lt;br /&gt;　子供は　幼い自己愛が　程よく満たされることによって、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　現実とバランスの取れた　自己愛を獲得していくことができます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　しかし境界性パーソナリティ障害は、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　自己愛が萎縮したタイプの　自己愛障害だと理解されます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　自己愛の発達には、　　「誇大自己」　と&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　「親のイマーゴ　（強い影響力を持つ　内面的な像）　」　があります。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　自己愛が健全に育つには、　両者が適度に充足され、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　かつ　徐々に手放していくことが　必要です。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　誇大自己は、　自分を神と錯覚したような、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　最も未熟な自己愛で、　顕示的欲求や万能感を持ちます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　親のイマーゴは、　親を神のように　絶対的に畏怖し、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　それを　現実の人間に投影します。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;（次の日記に続く）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;〔　「境界性パーソナリティ障害」　岡田尊司　（幻冬舎）　より　〕&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　「理想化された　親のイマーゴ」　は、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　自分にとって　都合のいい相手の　理想像を作り上げてしまいます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　万能感が　相手に投影された自己愛です。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　これは　尊敬できる相手によって　満たされると、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　生きる指針となる　　「理想」　や　「道徳」　を　育てていくことができます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　健全に育っていけば、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　相手を尊敬したり、　慈しんだりすることができるようになります。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　しかし、　実際の親が　余りに厳し過ぎると、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　親のイマーゴは　過剰に理想化されて、　子供を強く支配します。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　成長してからも　相手に過大な理想を求め、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　現実には　期待を裏切られて、　傷つき失望してしまいます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　逆に、　親が拒否的だったり　頼りなさ過ぎると、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　自分の理想となるべき　親のイマーゴの　形成に失敗し、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　理想化の自己対象を　失ってしまいます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　その結果、　安定した自己を　確立することができず、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　人を尊敬したり　信頼したりもできなくなってしまいます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　親のイマーゴは　最も基本的な他者像でもあり、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　人との関わり方に　極めて大きな影響を与えます。&lt;br /&gt;　&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>(h)「境界性パーソナリティ障害」より</dc:subject>

<dc:creator>稲本  雅之</dc:creator>
<dc:date>2009-11-06T20:46:54+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://shinko.cocolog-nifty.com/bpd/2009/11/post-d272.html">
<title>親に対して　強いこだわりがある</title>
<link>http://shinko.cocolog-nifty.com/bpd/2009/11/post-d272.html</link>
<description>　 　境界性パーソナリティ障害の人は　例外なく、 　親に対して　強いこだわりを抱...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　&lt;br /&gt;　境界性パーソナリティ障害の人は　例外なく、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　親に対して　強いこだわりを抱いているといいます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　求める気持ちと　拒否する気持ちが同居した、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　アンビバレント　（両価性）　な葛藤です。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　甘えたいのに甘えられない、　親から認めてもらえない　という気持ちでいます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　親を過度に理想化したり、　失望を味わったりという　状況があります。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　親の価値観を　押しつけられすぎた子供は、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　支配されるにしろ、　離反するにしろ、　親の影響を受け続けます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　親が立派すぎても、　親の期待に応えられない子供は　罪悪感を抱いてしまいます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　親の愛情さえ　知らずに育った人は、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　幻想を膨らませたり、　幻滅を味わったりを　繰り返します。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　「母には私の葬式に　来てほしくない」　と言う　ある女性は、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　母親への　裏返ったこだわりを持っているのです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;〔　「境界性パーソナリティ障害」　岡田尊司　（幻冬舎）　より　〕&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　心子に対する　父親の影響は、　この数日　書いている通りです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　父と一緒に死ぬという　誓いを破った罪悪感で、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　心子は　死ななければならないという　希死念慮に呪縛され続けたのです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　母親に対しては、　結構仲がよくて　一緒に旅行に行ったり、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　同じベッドで　寝たりしていた反面、　すぐに怒りをぶつけたりしていました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　このままでは　母親を殺してしまうと思い、　１７才で家を出たといいます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　「母は下等動物」　「人の痛みが　分からない奴なんて　人間やめろ！」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　そんなメールが　僕の所によく送られてきました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ところがその直後に、　こんなメールも来るのでした。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　「私はいつも人を傷つける。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　いつか　あなたも傷つけてしまう、　大切な人を」&lt;br /&gt;　&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>(h)「境界性パーソナリティ障害」より</dc:subject>

<dc:creator>稲本  雅之</dc:creator>
<dc:date>2009-11-05T20:56:14+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://shinko.cocolog-nifty.com/bpd/2009/11/post-7460.html">
<title>根底では　自分を否定している</title>
<link>http://shinko.cocolog-nifty.com/bpd/2009/11/post-7460.html</link>
<description>　 　見捨てられ不安や　関心への渇望の根底には、　強い自己否定があります。 　自...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　&lt;br /&gt;　見捨てられ不安や　関心への渇望の根底には、　強い自己否定があります。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　自傷や自殺企図を　行なうのも、　根っこは同じです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　「生きていても　何の価値もない」　という　気持ちに陥り、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　人によっては、　　「生まれてきたことが呪わしい」　と、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　存在することへの　強烈な呪いを　語ることもあります。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　境界性パーソナリティ障害の人は　自分を大切にすることができません。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　自分を守ってくれるはずの人から、　大切な存在として　扱われず、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　否定されてきたことが　多いのです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　彼らの親のうち　半分くらいは、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　上手に愛してやることが　できなかったと認めますが、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　残りの半分の親は、　自分はこの子のために　精一杯やってきたと言います。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　そうした親は、　常識的で論理的ですが、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　自分の視点からしか　相手のことを考えられない　という共通点があります。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;〔　「境界性パーソナリティ障害」　岡田尊司　（幻冬舎）　より　〕&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　心子も　強い自己否定感がありました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　昨日も書いたように、　生後　親からスキンシップを　得られなかったために、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　自分が大切にされている，　この世に存在していいんだ　という&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　無意識の精神を、　育むことができなかったのでしょう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　心子の母親は、　そのことを　何より悔いています。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　その後は母親は、　過保護とも思えるように　接したそうですが、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　心子は　母から愛情を受けたと　感じることができませんでした。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　さらに、　心子は　父親と一緒に死ぬと　約束して育ったため&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;（それが心子の　主観的事実だとしても）、　自分は死ぬために生きていた，&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　死ぬことしか知らないという　想いにとらわれていました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　そして、　父親が急死したとき　後を追えなかったことが、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　「父との誓いを破った」　という　呪縛となって、　心子を蝕んだのです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　心子は自分を　大切にすることができず、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　自分をないがしろにしたり、　存在をなくそうとしてしまったのです。&lt;br /&gt;　&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>(h)「境界性パーソナリティ障害」より</dc:subject>

<dc:creator>稲本  雅之</dc:creator>
<dc:date>2009-11-04T22:11:13+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://shinko.cocolog-nifty.com/bpd/2009/11/post-1188.html">
<title>愛情飢餓感が　人一倍強い</title>
<link>http://shinko.cocolog-nifty.com/bpd/2009/11/post-1188.html</link>
<description>　 　見捨てられ不安を感じ、　人間関係が不安定になりやすい　根底には、 　拭いが...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　&lt;br /&gt;　見捨てられ不安を感じ、　人間関係が不安定になりやすい　根底には、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　拭いがたい愛情飢餓と　関心への渇望があります。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　幼い頃、　愛情を脅かされる体験を　したことが関係しています。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　表面的には愛情があり、　普通に育てられたように　見える場合も、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　本人は　親に愛されなかったと　感じていることが少なくありません。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　愛情を奪われることに　最も敏感な時期に　受けた心の傷は、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　その後長く　心に刻み込まれます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　人によっては、　見捨てられ不安や　関心への渇望が　一旦抑制され、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　思春期から再び　現れてくることもあります。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;〔　「境界性パーソナリティ障害」　岡田尊司　（幻冬舎）　より　〕&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　言うまでもなく、　心子が最も　苛まれたもののひとつです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　僕には見捨てる気持ちなど　これっぽっちもないのに、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　何でもないことで　見捨てられると感じ、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　傷つく前に　自分から去っていくことを　繰り返しました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　或いは、　僕がいずれ　心子から離れていくとか、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　別の女性と　一緒になると、　折に触れて言うのでした。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　しかし、　すぐに　泣きすがって謝ってきたり、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　「大好き大好き！」　と　むしゃぶりついてきたこともあります。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　関心を引こうと　変わったことをした　例としては、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　付き合い始める前、　自分の経歴をメモした紙を&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　わざと僕の部屋に　置いていったことや、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　生理のときに使ったティッシュを　落としていったことを思い出します。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　生後１年間、　足の障害のために　親に抱かれず　独りで寝かされていた体験が、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　根底にあるのでしょう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;（どこまでスキンシップがなかったのか、　正確なことは分かりませんが。）&lt;br /&gt;　&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>(h)「境界性パーソナリティ障害」より</dc:subject>

<dc:creator>稲本  雅之</dc:creator>
<dc:date>2009-11-03T19:55:54+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://shinko.cocolog-nifty.com/bpd/2009/11/post-6975.html">
<title>両極端にしか　考えられない</title>
<link>http://shinko.cocolog-nifty.com/bpd/2009/11/post-6975.html</link>
<description>　 　認知の観点で見ると、 　境界性パーソナリティ障害は　両極端で二分法的に　陥...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　&lt;br /&gt;　認知の観点で見ると、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　境界性パーソナリティ障害は　両極端で二分法的に　陥りやすいわけです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　この二分法的認知が、　対人関係や気分の面で　両極端の変化を生んでしまいます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　二分法的認知は、　幸福よりも不幸を　引き寄せる本性を持っています。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　どんなに親切で　優しい人が　一肌脱いでくれたとしても、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　少しでも　アラや不満な点を　感じた瞬間、　裏切られたと感じ、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　怒りすら覚えてしまうのです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　そうすると　０点どころか、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　裏切ったという点で　マイナス１００点になってしまいます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　援助する側も　裏切られたと感じ、　怒りを覚えます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　境界性パーソナリティ障害の人の　心の中で起こっているのと　同じことが、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　援助する側にも　起こっているのです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　境界性パーソナリティ障害からの　回復を助けるには、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　相手の感情の渦や　二分法的思考に巻き込まれず、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　周囲が　適切な反応の手本を　示すことです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　例えば、　周りが全員　英語をしゃべっていれば、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　本人も英語を話しだすのと　同じ原理です。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　そうして　本人の受け止め方を　変えていくと、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　人生は　違ったものに見えてきます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;〔　「境界性パーソナリティ障害」　岡田尊司　（幻冬舎）　より　〕&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　白か黒か、　１００か０かの二分思考、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　それが心子や周りを　最も苦しめたもののひとつでしょう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　心子は　自分がオセロのようだと　言っていました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　それまで真っ白だったものが、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ひとつが黒くなると　一瞬にして全部　黒になってしまうのです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　言い得て妙、　心子は　自分を的確に見て　表現する面もありました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　でも　マイナスの感情にとらわれると、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　分別など跡形もなくなって、　激流に呑み込まれてしまうのです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　僕は　それに巻き込まれないように、　動じないように努めていました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　それは　ボーダーの人に対して、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　この世には　何があっても変わらないものがあるのだと、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　教えることになったかもしれません。&lt;br /&gt;　&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>(h)「境界性パーソナリティ障害」より</dc:subject>

<dc:creator>稲本  雅之</dc:creator>
<dc:date>2009-11-02T23:39:08+09:00</dc:date>
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